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知って味わう
 和菓子のお話。
若い人からお年寄りにまで、幅広く親しまれている和菓子。
千年を越える歴史を持ち、多くの人々に愛され育まれてきた和菓子。
日本の文化、自然、風土といった日本人の心を映し出す食文化・・・・・
それが和菓子です。

新しい流れを拒まない和菓子の歴史とその発展

お気に入りの湯飲みに緑茶を入れ、お茶うけには和菓子。
心安らぐ一時に選んだ和菓子はどのようなものでしょう。
美しく上品なものから親しみあふれる庶民派まで、
和菓子の種類は実に多種多様。

今でこそ、多くの和菓子が日本人の食生活に彩りを添えてくれています。
しかし、現在のような発展を遂げるまでに
和菓子は、その歴史の中で4つの大きな影響を受け、発展を繰り返してきました。

モチ、ダンゴなどの穀物の加工品がルーツだといわれている和菓子が、
最初に影響受けたのは奈良時代、遣唐使が遣朝から持ち帰った「唐菓子」でした。
この時、油で揚げるなどの加工技術を学びました。

第二の波は茶の伝来です。喫茶文化が隆盛した室町時代。
茶道との関連が深い「点心」(食事と食事の間の間食のこと)が
和菓子の発展に大きく貢献しました。

第三はポルトガル、スペイン、との貿易によりもたらされた
「南蛮菓子」の影響です。
その頃に伝えられ、日本に溶け込んだものとして
カステラ、金平糖、有平糖などがあります。

そして第四の影響は「洋菓子」から。
主にオーブンで焼くといった加工技術を取り入れました。
さらに、もうひとつ忘れてならないのが「砂糖」です。

砂糖は鎌倉時代頃には日本にもたされていましたが、大変な貴重品で、
庶民の手に入るものではありませんでした。
それが江戸時代になると、次第に庶民にも普及し始め
「茶の湯」「南蛮菓子」の流れとともに、
和菓子は飛躍的な発展を遂げることになりました。
現在の和菓子の原型ができたのはこの頃だといわれています。
このように和菓子は外部からの影響を上手に取り入れ、発展しました。
もともと和菓子の作り手は進取の気概に富んでいて、
新しいものを取り入れることに抵抗はなく、
むしろ積極的に新しい流れの中に飛び込んでいきました。

しかし、それをそのまま取り入れるのではなく、
一度自分たちの中でかみ砕いて、自分のものにした上で、
日本人に合う味覚に育て上げたのです。
それが年月を越えて和菓子が多くの方々に愛されている秘密です。
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